認知症の父の在宅介護記録

アルツハイマー型認知症(要介護5)を患う父の在宅介護の記録

介護な日々(1日の流れ)

在宅で介護を始める前は、いったいどんな日々になるのか、想像もつかなかった上、様々な方から「頑張りすぎないように」と助言を頂いていたが、いざスタートしてみると、さほど負担とは感じない。基本的にはルーティーンが大半なので、自然と生活の一部になっていく。
 
一つ言えるのは、時間の流れがものすごく早く感じるようになったこと。一つ一つの作業時間は短いものの、1日通してみてみると、ちょこちょこと何かをしている感じで気忙しい。なので、まとまった時間を取ることが難しく、ゆっくり読書なんていうのも、なかなかできない。←これが今一番したいこと!
 
参考までに、我が家の1日の流れをざっと時系列に書いてみた。

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●痰の吸引
ここには痰の吸引は書いていない。痰の吸引回数は体調によってまちまちだからだ。痰がたくさん出る時は1時間おきくらいに吸引するし、ほとんど出ない時は1日に数回も吸引しないこともある。痰の吸引以外は、ほぼこの流れ通りに進めていく。
 
●オムツ交換
オムツ交換は普段は3~4時間に1回、下痢をしている時などは頻繁にチェックし、適宜交換。
 
●経鼻栄養の注入
注入は朝、昼、夕の1日3回。ほぼ7:00, 12:00, 18:00の時間に注入を行う。
 
私たちはやることが色々あるものの、父は特にすることが無いのだが(本を読んだり、テレビを観たりということもない)、刺激を与えるためにYoutubeで夏メロを聞かせたり、昔のスポーツの映像を見せたり、Netflixで吉永さゆり(父の大好きな女優)が出ている映画を観せたり、孫を派遣してみたりしている。
 
毎朝、ヘルパーさんがオムツ交換をしに来てくださるが、午後の予定は変則的。夕方にヘルパーさんが入ることもあれば、訪問看護や訪問入浴が入ることもある。
 
ちなみに1週間の予定はこんな感じ。月曜~日曜まで少なくとも毎日2回、人の出入りがある。なので、来訪者のスケジュールにあわせて、こちらも動かなければならない。不便さを感じるのは、この点だけだろうか。

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あと、色々な人が父をみるため、体温、便、尿、酸素の値、その他特筆すべき点等の記録をノートにつけるようにしている。こんな感じ。これを見ると、父の体調の変化がつかめるし、後から振り返って見ることもできるので便利だ。
 

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改めてこうして見てみると、本当に色々な方の支えによって、今の生活が成り立っていることを改めて認識する。それぞれのサービスの詳細については、また別の機会に改めて。